kororin bag recipe

recipe

kororin bagの底からの画像

 その名前の通りコロンとしたバッグです。
ここでは基本形にて説明いたしますが他のサイズも作り方は
同じです。
パターンは本体部分と底部分の2枚。
セットをご注文いただいた方は本体部分が2枚と底部分(共通)
が1枚の3枚組になっております。

 パターンに記入している記号等は説明のためのもので、
洋裁用の記号という訳ではありません。
パターンにはすでに縫い代が1cm含まれております。
巾着はアレンジなのでパターンはございません。。

 作り方がわかりやすいように画像を多めに載せています。
画像をコピーしてパターンをおこすことも可能だと思われますが
その点は皆様方にご協力いただければと思います。
宜しくお願い致します。

 では最後まで一度目をとおされてくださいませ。

【 中袋のパターンを購入頂きました方へ 】
仕様書の画像は表袋を使って中袋も制作しております。
中袋のパターンで作られる場合にはタックの数が違います。
ご注意下さいませ。

Q & A

このバッグは丸くころんとしたところが特徴となっております。
その丸みが出るように、また型崩れしにくいように
「キルト芯」また「接着芯」を 使うことをお勧めします。

キルト芯や接着芯についての質問を沢山いただきます。
その中でも多いのが

Q どんなものを使っていますか?
A キルト芯についてはアイロン接着(片面)の厚手のものです。

Q 〇〇な生地でつくりたいのですが表袋・中袋どちらに貼ったほうがいいですか?
A 実際の生地をみていないので何とも言い難いのですが、
基本的にはどちらでもいいのではないでしょうか。
私が作る場合には表袋全体と中袋の下部分にキルト芯を
貼ることが多いです。
中袋の下部分とは・・・巾着の作り方で出てきますので
ご参照ください。

pattern

① ◎の半分のマーク   布を輪にして裁って下さい。

② *のマーク   持ち手の縫い合わせの時に使います。

③ ©のマーク     外袋・中袋の縫い合わせの時に使います。

④ @のマーク     返し口

⑤ /\のマーク     タックをたたむ位置

縫い代の線は一部しか記入しておりませんが、
全体に1cm含まれています。
スタンプの押し漏れがある場合には画像を参考にしてください。
パターンを確認いただきましたら裁断に移ります。

cutting( 裁断 )

 ① 本体部分(外袋・中袋 各2枚づつ)
  底(外袋・中袋 各1枚づつ)
  ②  ◎の半分のマークは布を輪にして裁って下さい。

 アイロンで接着するタイプの芯を使う際はまず生地を荒裁ちをして
 芯を貼りその後パターンに合わせて裁断した方がいいかも
 しれません

check!!

 巾着付きへアレンジされる方は中袋の裁断が異なりますので
 まず中袋のアレンジをご覧くださいませ。
 アレンジされない方はこのままお進みください。

marking ( 印付け )

① @返し口の位置(中袋のみ)
② ©の位置
③ 本体部分の中心
④ タックの位置

* 印付けは下記の方法でなくてもお好きな方法で大丈夫です。

 ①②③はハサミで切りこみを入れて下さい。
 (チャコなどでも結構です。)
  ①と②は位置が若干ずれても構いませんし頭の中にあれば
  印をつけなくてもいいと思います。
  (実際私はつけません^^ゞ)
 ですが③と④は必ずつけて下さい。
(③に印をしていた方が底との縫い合わせの時に便利です。)
 底部分にも4分割に十字に印を付けたほうが縫いやすいと
 思います。
 それは縫製のコーナーにて説明致します。
 印つけの方法は各々のやり方でまた、
 布によって変えても構わないと思います。
  ④@のマーク・・・返し口を表します。

memo

きりじつけをする場合
 (1)針を直角に刺しとおし、適当な長さで糸を切ります。
 (2)パターンをそっとはずし、
 (3)布の間の糸を切り、
 (4)短く切りそろえます。
 (アイロンで押さえると抜けにくいようです。)

sewing (縫製)

【 表袋から縫っていきましょう。】

  表 袋  (本体部分 2枚) (底部分 1枚)

 (本体部分は持ち手部分の縫い合わせの説明のため
  ブルーと紫とに色を変えております。)

  ① 中表に合わせ両脇を縫います。
  ② タックをたたみ
  ③ 底と縫い合わせていきます。

   以下詳細を画像とともに説明致します。

②タックのたたみ方の説明です。
 タックのラインを記入した別布にて説明します。
 (裏側から見たとこです。)
(1)部分的に大きめ(Alley36号)のタックで説明していきます。
(2)* マークをあわせ (3)マチ針を付き通し 
(4)とめます。(すくう布を少なくした方がずれにくいです。)
(5)三角の部分を中心側に倒します。

 kororinの全体の画像を↓のせてみます。
 大きい画像と↑照らし合わせてみてください。

 タック部分をダーツのようにミシンで縫おうとお考えの方は
 縫い代まで縫ってしまわないようにしてください。
 底と縫い合わせにくくなります。
 (しつけをされる時も注意してください。)

③ 底と縫い合わせていきます。
  丸底の縫い方について「こつ」はありませんか?
  という質問をよく頂きます
   面倒なやり方ではありますが、私は4分の1づつ縫い合わせる
  方法をおこなっております。
  以下その方法です。
(1) 底部分を4分割にして十字に印をつけます。
  時計のように①を9時 ②を12時 ③を15時 ④を18時として
  説明していきます。

(2) まず9時の位置と本体部分の脇(どちらでも可)
  を合わせマチ針(赤部分)でとめます。
(3) 12時の位置と本体部分の真ん中(印を入れた場所です)
  をマチ針(赤部分)でとめます。

 (4) その間をマチ針(白)でとめていきます。
 (5) まずはここまでをミシンで縫います。
 (6) 次に②12時~③15時まで ③15時~④18時
   ④18時~①9時と縫い進めます。
   もちろんぐるっと1周いっぺんに縫っても、
   2分の1づつでも構いません。

 (7) 縫い代に切り込みを入れます。

【 中 袋 】  本体部分 ( 2枚 ) 底 ( 1枚 )

 ① 脇を縫う前にポケットを付けます。(お好みでどうぞ。)
   中表に合わせ両脇を縫います。
   返し口(@ @間)は縫わずに開けておいてください。
   あとは表袋と同様にタックをたたみ底と縫い合わせます。
   画像にて簡単に紹介します。

【 表袋と中袋とを合わせていきます 】

 ① 表袋と中袋を中表に合わせて©から©を縫います。
 ② まず脇と脇を合わせてマチ針(赤)でとめます。
  (ここをきちんと合わせると出来上がりがきれいです。)
 ③ ©の位置にマチ針(赤)を。
 ④ その間をマチ針(白)でとめて、ミシンをかけます。
  (反対側も同様に)

 ⑤ 同じようにこちらも。
   持ち手は上まで縫わないようにしてください。
   必ず©の位置でとめてください。

 ⑥ 縫い代に切り込みを入れます。
   カーブのきついところは細かく入れてください。

 ⑦ 返し口から表へとひっくり返します。

【 持ち手を縫い合わせます 】

 ① 持ち手を中表に合わせて縫い合わせます。
   ( * * )間 (全部で4か所です。)
   この時同じ色同士を合わせてください。

   ブルーと紫を合わせますとスーパーの袋のような
   持ち手になりますのでご注意ください。
  (もちろんこれはこれで良いと思います。)

 ② 縫い代をアイロンで割り

 ③ 持ち手を出来上がり線にて形を整え
  (縫い代を裏側に折り込みます。)
   表袋と中袋とを合わせます。

 ④ まつり縫い又はステッチにて押さえます。
  (生地によってどちらかを選択してください。)

 最後は返し口をまつり縫いをして完成です。おつかれさまでした^^